大人の嘘の功罪

ここ数日連続して気になったことがある。
会社や近所のお付き合いなど、社会的なつながりがあって
断りにくいことをやんわりとお伝えするときのこと。

例えば「今日飲みにいかない?」と誘われて、
「いや、ちょっと今日は体調がイマイチなので帰って寝たいんです。」
実際は体調は万全だけれど、飲み会は行きたくないなというときに
そんなふうに偽りの理由をつけて断ったことある人も多いのではないかと思う。

心理学的には「理由をつけて頼むと受け入れられやすい」ということがあるのは確かだ。

でも、気をつけたいのは潜在意識はその言葉を聞いているということ。
そして、実際にこれまで生きてきた中で、何度もそれを使ってきた場合に、
実際にそういう事象が多く起きていないか、検証してみると良いかもしれない。

嫌なことや避けたいことがあると体調を崩す、というのは
体調を悪くしておけば嫌なことから逃れられるという自動的な反応が働いている可能性がある。

また、そういった「体調悪い」とか、「家族が病気で」とか、
言訳がでるということは、
見えない檻のようなもので自分を囲っているんじゃないかと思う。

好きにしていいのに。
自分で選んでいいのに。
別に具合悪くなくたって休んでいいのに。
檻なんてないのに。

それでももし、断りにくくて言訳が必要だったら、
「その時間は自分のために使いたいから」
「好きな読書をするから」
「うちの猫とすごしたいから」
って、本当の理由を心の中で再確認して、
さらに実際に声に出して、
嘘の言訳の上に上書きすることから始めてもいいかな、なんて思いました。


猫はうそつかない


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