レッドチェストナット・部族の存続
レッドチェストナットが秘めている魂は、部族の存続です。
●レッドチェストナットの性質がマイナスに現れたとき
自分の家族や親しい人に対し、病気にならないだろうか、
事故に遭わないだろうかなど、よく心配する人がいます。
愛する人の健康や無事を案じ、起きて欲しくないことを気にかけることは、
いっけん利他的な態度のように見えますが、
実はその反対で、ネガティブなことをイメージしながら念じることによって、
それが現実化する可能性が高まります。
つまり、心配すればするほど、心配される側に害を与えるのです。
レッドチェストナットのエネルギーがマイナスに現れている状態は、
赤ちゃんと母親の関係に似ています。
赤ちゃんは自分の生存に関して完全に母親に依存しており、
母親のほうも感情の面で子どもの存在を生き甲斐にしています。
この強力な共生関係によって、母親はなかなか子離れできない傾向があり、
このような状態では、親子はともに、人としての成長が遅れてしまいます。
共生関係は夫婦のあいだにも存在し、
夫のマザーコンプレックスの部分が妻に投影されたり、
妻のファザーコンプレックスの部分が夫に投影されたりすることで、
相手の真の人格を尊重することができず、健全ではない依存関係を生み出します。
このように、レッドチェストナットの状態とは、
根本的に、二人の人間が高次の自己どうしの霊的なつながりではなく、
感情的な人格のレベルでつながるというものです。
これにより、相手に対して自己中心的な愛が向けられ、
重苦しいエネルギーが相手を覆い、精神的または肉体的に相手を不自由にしてしまいます。
●レッドチェストナットの性質を持つ人
レッドチェストナットのタイプの典型的な特徴は、
二人の人間のあいだの強力なエネルギーのつながりです。
このエネルギーは、自分が所属する家族や部族が存続できるかという根源的な恐怖心からくるものです。
●レッドチェストナットで得られる目覚めた状態
エドワード・バッチは、愛する人を気にかけたり心配したりするときに、
暗い影のように相手にのしかかるエネルギーを送ってしまう人のために
レッドチェストナットのお花を見つけました。
幸福感や幸先のよさをあらわすような赤い花は、
自分の内面に宇宙の庇護の感覚と真の平和を得ることができ、
これにより、ポジティブなエネルギーを誰に対しても発散することができるようになります。
そして、人がこの世を生きているとき、その人を導くのは神であることを悟ります。
※中島志保さんのブログ「アカシックレコードの世界」より転載させていただきました。