ホリー・神の法則

古代ケルト民族が崇拝していたドルイド教のカレンダーでは、
一年のうち、夏至までの半年をオークの神(オークの木)が支配し、
冬至までの半年をホリーの神(ホリーの木)が支配するとされていました。

古代ケルトの御神木であるホリーの木は、日本では柊(ヒイラギ)と呼ばれ、
表面に輝きがあり棘(とげ)のような鋸歯をもつゴワゴワとした葉と、
サンゴのような赤い実をつける常緑の植物です。

ヨーロッパのアルプス山脈にあるアルペン地方では、ホリーを墓地に植える習慣があり、
ホリーは森の精霊で真夜中の悪魔と呼ばれる Schrott など、
さまざまな幽霊が近づきたがらない木として活用されていました。
この風習をカトリック教会が採用し、クリスマスの時期にホリー(ヒイラギ)の木を飾るようになりました。
これは、冬至に開かれる天の門から暗闇の次元があらわれ、
そこから暗闇の魔力が地上に降りかかってくる際に、ホリー(ヒイラギ)の木が強力な魔除けとなるからです。

ホリーが秘めている魂は、神の法則です。

●ホリーの性質がマイナスに現れたとき

神の法則のもとで流れに身をまかせているときや、
神の恩寵を受けているときに、心が開かれた状態になり、
すべての人が同胞だと感じられます。
しかし、神の法則の流れから外れると、
自分が切り離されたような気持ちや孤独感に苛まれ、
神の恩寵を受けることができず遠い存在と感じるようになります。
そのとき、愛されてないという失望感が生まれます。

地球という二元の世界では、愛の対極にあるものとして、
嫉妬、恨み、敵意といったものが生じます。
このような感情は、怒りや暴力として外側に表現されることもあれば、
内側で蓄積されると深刻な病気にもつながります。

ホリーはスピリチュアルな世界でもよく見られるエネルギーです。
例えば、同じようなものに興味を持っている人に対して、
自分よりも霊的に高い段階に達したのだろうかと秘かに気にしたり、
教祖と親しくしているのを見て羨望の眼差しで見たり嫉妬したりすることもあります。
霊的な道を歩む人はエネルギーを開いていくものですが、
羨望や嫉妬の心があると、一体感どころか疎外感や嫌悪感を感じることになります。

●ホリーで得られる目覚めた状態

神の法則とは、人間の意識を超えた、すべてを包み込む普遍的な愛の力です。
ホリーのエネルギーがマイナスになっているときの非常に否定的な状態は、
自分の中に神を見いだすことによって解消されます。
エドワード・バッチは、「ホリーは私たちを普遍的な世界へと導き、神と結びつけるもの」と言っています。
自分の中に神を見いだし、その神性を開花させることで、自分の魂が真に所属する時空間がわかるようになり、
自分が天から愛されている存在であるということが心地よさを通して体感的にわかるようになります。


※中島志保さんのブログ「アカシックレコードの世界」より転載させていただきました。

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