パイン・罪悪感

エドワード・バッチは、森林に自生しているパインの花を用いて治療薬(フラワーレメディ)を作りました。
それは、自責の念に苛まれたり、罪悪感にとらわれている人のためのものです。
このような重苦しい気持ちは、土星の影響による否定的な局面だと考えました。
土星は7つの惑星の中でもっとも年老いて遠く、
過去世の業(カルマ)や罪の赦しにまつわる、
人類レベルや個人レベルにおける最後のステップでもあります。

パインが秘めている魂は、罪悪感です。

●パインの性質がマイナスに現れたとき

パインのエネルギーがマイナスに現れている人は、罪悪感にとらわれます。
その罪悪感は、日常生活での些細なものから、
旧約聖書にでてくるアダムにリンゴをすすめたイブの罪ような原型的なものもあります。
パインは、ホリーと同じく、人間の存在にもっとも深く関わる魂の状態です。
そして、一人の人の中にこの二つの要素が同時にあらわれることはありません。

例えば、『私の言葉で傷ついてしまったかな…』とか、
『私が仕事を休むとみんなに迷惑がかかるかな…』など、
罪悪感が出てしまうと、自分の行動に喜びを見いだすことができなくなります。
さらに、自分に満足せず、もっと良い行動と取ろうとか、もっと努力しようとか、自分を責めるようになります。
このように自分自身に多くのことを要求することから、
自分を許せる水準に自分自身が達してないたびに悲観的になります。
そしてこのような悲観的な感情は、自分の人生を壊してしまうこともあります。

●パインの性質を持つ人

罪悪感をよく感じる人は、心身が疲れやすいです。
また、自分で自分を罰することで、無意識に自分を傷つけることでもあります。
このような悲観的な感情は自分の人生を壊してしまうこともあり、

パインの性質を持つ人は、私たちがこの地上で生きて呼吸をしているという事実のなかで、
自分の存在をしっかりと感じることが大切です。
人は完全なる魂であり、それが物理的な肉体に宿っていることで、
パーソナルレベル(人格レベル)では不完全な部分があり、
その不完全な部分を優しく見守ることが大切です。
また、新しい経験を受け入れ、たくさんの失敗を重ねることで、
その不完全な部分が完全性をもってくるということを知る必要があります。
私たちは、失敗するたびに、自分の魂、そして神に一歩一歩近づくのです。

●パインで得られる目覚めた状態

パインのフラワーレメディを飲むことによって、
どのようなエネルギーでも受けることができるようになります。
そして、モーセに厳しい十戒を与えた神の時代は終わり、
私たちひとりひとりが完全に救済される時代を生きていること、
ただただ純粋に経験をすることを楽しみ、失敗については何も罰する必要はないことを知ることとなります。
これは、自らの神聖さに近づくための魂の道のりです。

※中島志保さんのブログ「アカシックレコードの世界」より転載させていただきました。

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