バーベイン・悪魔の誘惑を祓い除ける能力
古代ローマや北欧の神話では、バーベインは神とつながるハーブとして知られています。
バーベインを使って聖なる儀式を行なったり、悪魔の誘惑を払い除けたりするものとして、
神官や巫女、魔法を修練する魔女たちのあいだで重宝されていました。
1930年の秋、シリウスが地平線から上昇するころ、
エドワード・バッチの前にバーベインの聖霊が現れ、
自我(エゴ)が強く衝動的で、過度に活動的なパーソナリティ(個性)に
対応する薬草が自分であることに気づかせました。
バーベインの薬草は、過度な活動によって身体を緊張させる火星的なエネルギーを、
周囲のものとうまく和合する金星的なエネルギーで調和させるものです。
火星のエネルギーが強くなると、人を理想主義や狂信主義にさせ、
多くの人々に何かを伝えたいという衝動に駆られたり、特定の活動に熱中し過ぎたりすることで、
ネジを緩めることができないような状態になります。
バーベインのお花は、そのような悪魔に憑依された状態をお祓いする薬草となります。
バーベインが秘めている魂は、悪魔の誘惑を祓い除ける能力です。
●バーベインの性質がマイナスに現れたとき
行事やイベント、仕事のプレゼンテーション、
あるいは政治家や学校の先生のように何かを人に教えるなど、
外側にばかり意識を向け過ぎて、エネルギーを浪費しています。
●バーベインの性質を持つ人
バーべインのタイプの人は、心の中で、ある考えが、炎のようにあかあかと燃えています。
その考えはポジティブなもので、人に伝えたくて気持ちが落ち着きません。
このような人は、自分の時間を費やして、外側に向けてさまざまなことを発信したりします。
そして熱心さのあまり、自分の考えを一方的に話し続け、相手の意見を聞くことをせず、
結果的に相手とうまくコミュニケーションが取れないこともあります。
彼らは使命感を持ち、自分の意志を通そうとして、自分のエネルギーをそこに費やし、
心も体も常に緊張し、自分の意見を相手が受け入れないとき、フラストレーションとなります。
●バーベインの性質がプラスに現れたとき
バーべインのフラワーレメディを飲むと、
自分のエネルギーを、外側に向けるだけではなく、自分の内側を整えるために使えるようになります。
そうすると、自分の役割に精魂を注ぎつつも、
同時に、他の人の意見にも深く耳を傾けることができるようになり、
必要ならば自分の言動や立場についても見直します。
このとき、広い視野で物事を考えることができるようになっています。
※中島志保さんのブログ「アカシックレコードの世界」より転載させていただきました。