エルム・責任感
エルムは、責任感に関連しています。
●エルムの性質がマイナスに現れたとき
自分が行っていることのボリュームやプレッシャーに耐えられなくなったとき、
エルムの性質がマイナスに現れています。
例えば職場で課長から部長に昇進した人が、
その部署内のことで自分にかかってくる責任を重く感じて仕事を辞めたくなったり、
家庭の中でうまく子育てをしていたお母さんが、自分の親の介護をすることになり、
やらなければならないことが多くなったことから家族の世話をする気力がなくなることがあります。
普段は自分の能力を発揮して伸び伸びと楽しく行動していても、
ボリュームが増えたりプレッシャーがかかったりすることで
自分自身が小さな存在に思えてくるというのがエルムの性質がマイナスに現れたときです。
●エルムの性質を持つ人
バッチフラワーレメディの他のレメディと違い、エルムのエネルギーは、プラスに現れていることが多いです。
エルムのタイプの人で、普段はプラスに現れている人が、自分自身が弱くなっていると感じたとき、
エルムのエネルギーがマイナスに現れていることになります。
具体的には、エルムのタイプの人は、職場や学校、家庭などで、
何らかの高い能力を発揮していて、元来、他者のために自分の能力を使うことに喜びを感じています。
そのことから人よりもたくさんの仕事をこなしていたり、重い責任を請け負っていたりします。
普段はサクサクとできていたものが、そのボリュームやプレッシャーで、
ある時、ひどく疲れを感じたり、責任に耐えられなくなったとき、自分自身が弱くなったように感じます。
エルムの性質の人は、自分が社会のためになることをしていると考えて献身的に働きます。
しかし、個人としての欲求があることや肉体的な限界があることを忘れてしまいます。
また、自分に与えられている仕事に同化し過ぎて、
自分を修正するように働きかけてくれる高次の自己の導きに従うことをしません。
●エルムで得られる目覚めた状態
そもそも人は、自分自身に対して責任があります。
それは、他者の期待に応えることよりも、自分の魂の導きに従う方が大切なのです。
エルムのお花のエネルギーは、「心を強くする香りの塩」と表現されています。
普段は自分の能力を信じて力強く生きている人が、弱くなっているときに、
高次の自己のサポートを得て、自分の魂と肉体のバランスを保ちながら生きていくように調整されるからです。
エドワード・バッチは、ある仕事の課題を解決することができないと行き詰っていたとき、
エルムのお花のレメディを発見しました。
エルムはマーキュリーの木です。
仕事が行き詰まり、責任の重圧がどんどん高まり、自分の力では到底無理だと思えて非常に落ち込んでいるとき、
魚のように滑らかで蛇のように賢く風のように素早い性質を持つヘルメス(マーキュリー)のエネルギーによって、
高次の自己とつながり、もっとも必要な情報を得ることができます。
ヘルメス(マーキュリー)は、火星のような戦闘的な意志や木星のような威厳ではなく、
賢さと軽快さをもってどのような困難な課題でも成し遂げることができるように導いてくれます。
翼のついた靴を持つ神はありとあらゆる道を知っていて、ひとつの目標に向かうための、いくつかの道を教えてくれます。
※中島志保さんのブログ「アカシックレコードの世界」より転載させていただきました。